会場:髙島さんちの蔵
場所:福島県南相馬市小高区上町1丁目87
開場日:10月13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)
時間:10:00ー17:00
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小高浮舟文化会館内の埴谷・島尾記念文学資料館
場所:南相馬市小高区本町2丁目89番地の1
開催日:10月13日(土)ー28日(日)月曜休館
時間:9:00ー17:00
福島ビエンナーレ2018
※バスの運行は中止になりました。
二本松市:9月9日、10月13日〜11月4日
南相馬市:10月13日、14日、20日、21日、27日、28日
(会場は二本松市、南相馬市内各所、開場時間は会場により異なります。)
入場無料(二本松市智恵子記念館、大山忠作美術館、南相馬市博物館は要入館料)
福島ビエンナーレ 2018 ー海神の芸術祭 website
南相馬市小高区上町にある「髙島さんちの蔵」を会場に展示をします。
JR常磐線小高駅からまっすぐ15分ほど歩くと、左側にユニークな建物が見えます。
この建物は、大正12年(1923)の関東大震災後に研究が進み、急速に広まったコンクリート造の技術を取り入れて、昭和初期に建てられた髙島家の蔵です。左官職人による黒と白で塗り分けた漆喰飾やパラペット、外階段の踊り場にある紋章など、多種多様な意匠がなかなか目を引きます。
小高のまちを歩いていると、家もまばらなため見晴らしが良く(nice viewという意味ではないです)、立ち入り制限区域の時間を経て、ここで暮らす人、別の場所で暮らす人の、それぞれの時間と住民の選択が同時に在る様子を垣間見ることができます。町の在り方そのものが、さながら群像劇のような印象を受けました。
中には砂利が敷き詰められた土地に、大きな岩だけがゴロゴロあったりして、ああ、ここにはかつて誰かの家があって、庭があったんだなあと推察できたりします。庭岩は処分費用が高いのでそのまま持ち主の土地に残っていることが多いのです。私はその役目を失った岩たちを見た時に、”不在”と”存在しないこと”の圧倒的な違いを意識しました。
蔵の一階には依頼された過去の作品を置いてますが、2階には新作を展示してます。
ちなみに小高エリアでは他に、小高浮舟文化会館内の埴谷・島尾記念文学資料館で駒井哲郎の銅版画が展示されるとのことです。
お越しの際は、ぜひ中だけでなく、屋上テラスに登って小高と空を眺めて見てください。(川田さん、佐藤さんが建物について語ってくれるかもしれないです!)